「自身のメラノサイトを保持した培養表皮」に必要な設備です。
CPC設置には、
「再生医療等の安全性の確保等に関する法律第35条第1項」の規定により特定細胞加工物製造施設として厚生労働省が管轄する地方厚生局からの許可が必要です。
銀座よしえクリニック都立大院は定める基準をクリアしたことにより、院内にCPCを設置しています。

施術可能院
尋常性白斑は、皮膚に色素の一部が脱色された部分が見られる難治性皮膚病。
症状としては、体の神経支配領域に関係なく全身の広範に白斑が生じる、尋常性白斑の半数以上を占める「非分節型尋常性白斑」、神経支配領域に沿って、体の片側だけに白斑が生じる「分節型尋常性白斑」、最初の発生では、体の片側だけに白斑がみられ分節型だったものの、徐々に全身に症状が広がる場合もあります。
日本皮膚科学会が策定した「尋常性白斑のガイドライン」に記載のある治療方法では下記の4つがあります。
<尋常性白斑の治療方法>
社団法人日本皮膚科学会HPより
出典 https://www.dermatol.or.jp/qa/qa20/s1_q10.html
15歳以下の場合
治癒の可能性があるため、ステロイドやビタミン外用で経過観察
16歳以上の場合
外用に加えてエキシマを使用して経過観察
一般の皮膚科などでは外用薬、紫外線療法(光線治療)、飲み薬で治療を行いますが、紫外線療法(光線治療)を一週間に1~3回×6か月間、または60回の照射を行うことが一般的となっています。
また場合によっては100回以上の照射が必要になることがあり、週に1、2回の頻度で照射を続けて1年以上の通院が必要になるため、治療が長期化することがあり治療に限界がありました。
紫外線治療(光線治療)を10回照射しても反応が全く無ければメラノサイトが健在である可能性は低いため、紫外線を浴び続けることによる患者さん自身の健康や皮膚への悪影響が考えられます。
効果が出ていないのにむやみに紫外線治療(光線治療)を繰り返すのは避けるべきです。
白斑培養表皮移植施術
植皮・外科的治療としては、白斑の部位を削って体の他の部位の皮膚を移植する方法が行われてきました。
これらの移植方法が行われてきましたが、移植した皮膚と植えられた側の皮膚の色調が異なる、正常部分と白斑の境目が目立つ、点状に色が付くなどなかなか整容的に良い結果が得られませんでした。
培養皮膚移植では、白斑患部を正常な肌の色と馴染むように治療します。
大学病院から技術提供を受けて可能にした培養移植術で、メラノサイトを保持したままの自家培養表皮を用いるのが特徴です。
ご自身の色素を採取培養して大きな皮膚シートにして移植を行いますので、良好な色馴染みが期待でき、少量の皮膚採取から大きな皮膚を作成できるため、患者さんの身体への負担も軽減されています。
紫外線療法やミニグラフト法では満足な結果が得られない白斑患者さんにも向いています。
患者さんご自身のメラノサイト保持には大きな意味があります。
メラノサイトとは、簡単に言うと「肌の色素」です。
ご自身のメラノサイトを保持できないタイプの移植をしても、白斑の病変部とその周囲と色が馴染まないという事例が報告されています。
普通の皮膚移植で満足な結果を得られなかった方が一定数いらっしゃるのはこの理由です。
つなぎ目の肌の色が過剰に濃くなったり、逆に色が広がらなかったりして結果的に仕上がりがまだらになるのです。
ご自身のメラノサイトを保持したままの培養表皮を移植すれば、もともとこの細胞はご自身の色素も含めて培養していますから、均一かつ色馴染みが良いわけです。
良好な皮膚の色調も期待されます。
かつての培養しないタイプの皮膚移植では、白斑部と同等の面積の皮膚を切り取る必要が生じてしまい、日常生活に支障をきたすほど負担の大きい手術でした。
当院の培養表皮による方法では、身体のほんの少しの皮膚を採取し培養して細胞を増やすことで、とても大きな表皮を作成することができます。
また、身体の中でも目立たない部分から採取します。採取する細胞が少なく済むため、患者さんのお体への負担が少なくなるのです。
採取した皮膚を網の目状に切り込むことで、皮膚を伸びるように工夫して、少ない皮膚から移植に必要な皮膚の面積に拡大します。
「疾患範囲が大きい」または「疾患部位が多い」場合には、治療までの費用的負担および時間的負担を軽減できることになります。
培養皮膚移植の場合、移植片にメラノサイトが含まれているので、尋常性白斑などの後天性疾患や限局性白斑といった後天性疾患の治療に有効な治療方法となります。
フラクショナルレーザーなどのレーザー治療で十分な効果を得られなかった場合、培養表皮移植が治療方法として考えられます。重症にきびの跡で凸凹になってしまったお肌の真皮層に、メラノサイトを保持したままの自家培養表皮を移植することで、にきび跡やクレーターの凹みを改善する効果が期待できます。
聖マリアンナ医科大学教授にご監修いただき、同レベル治療が銀座よしえクリニック都立大院で行えるように整備致しました。
遠方の病院に通院する必要がなく、立地の便利な診療所へのご通院だけで済むため、患者さんにとって負担軽減のメリットがあります。
「自身のメラノサイトを保持した培養表皮」に必要な設備です。
CPC設置には、
「再生医療等の安全性の確保等に関する法律第35条第1項」の規定により特定細胞加工物製造施設として厚生労働省が管轄する地方厚生局からの許可が必要です。
銀座よしえクリニック都立大院は定める基準をクリアしたことにより、院内にCPCを設置しています。
光線療法での効果が不十分だった | ミニグラフトなど他の移植法の仕上りに満足していない |
白斑の範囲が大きい | 移植手術の採皮の負担を軽減したい |
遠方の通院を負担に感じている |
メリット | デメリット |
---|---|
自身の正常な部分の色を再現できる | 培養した表皮は使用期限がある |
採取する細胞を少なくできる | 移植後のダウンタイムがある |
大きな培養表皮を作成できる | 尋常性白斑以外の種類の白斑には向かない |
施術時間 | 30分〜180分(範囲による) | 入院 | なし |
---|---|---|---|
術後の通院 | 術後も2~3回は要通院し処置が必要 | 麻酔 | 局所麻酔が必要 |
術後の腫れ | 1~4週間 | シャワー | シャワーは当日可。 入浴はガーゼ保護中不可。 |
カウンセリング 当日の治療 | 不可、要血液検査 | 洗顔 | 要経過観察 |
メイク | 要経過観察 |
左:移植前 / 中央:移植直後(治療中) / 右:移植後1か月(治療中)
都立大院 30代女性
1ヶ月後治療中の症例です。
次第に周囲の色と馴染んでいき境目がなくなっていきます。
※効果には個人差があります
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
該当部位面積の標準的な料金:77~121万円(税込)
治療等の主なリスク・副作用:皮膚表面を薄く削りますので、少なくとも1週間は擦り傷のようなものができ、ガーゼで覆う必要があります。
左:移植前 / 中央:移植後1か月(治療中) / 右:移植+エキシマ(治療中)
都立大院 20代男性
他の病院でナローバンドを照射しても効果がなく、ミニグラフトとオペをしたが効果がいまいちだったとのことで当院にご来院されました。
当院では頚部の培養表皮移植手術を実施。
オペ後2週間の圧迫固定(1週間は頚椎カラー固定)。
移植したメラノサイトの色付けを早く促進させるために患部の光線療法も開始しました。
順調にご自身の正常な色素が広がり白斑患部との境目がぼやけてきています。
※効果には個人差があります
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
該当部位面積の標準的な料金:88~132万円(税込)
治療等の主なリスク・副作用:皮膚表面を薄く削りますので、少なくとも1週間は擦り傷のようなものができ、ガーゼで覆う必要があります。
左:移植前 / 中央:移植後1か月(治療中) / 右:移植+エキシマ(治療中)
都立大院 10代男性
他の病院でエキシマライト照射&ステロイド療法を半年以上行ったが効果が見られず、
当院の培養表皮移植を希望されご来院されました。
当院では右下腿の培養表皮移植手術を実施。
植皮1週間後の再診で一部感染症状と生着不良が発生し1ヶ月後の再診では発赤と掻把痕を認めリンデロン外用にて処置しました。
手術1ヶ月半後には発赤改善傾向であり、移植したメラノサイトの色付けを早く促進させるために患部の光線療法も開始しました。
順調にご自身の正常な色素が広がり白斑患部がほとんど目立たなくなっています。
※効果には個人差があります
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
該当部位面積の標準的な料金:66~110万円(税込)
治療等の主なリスク・副作用:皮膚表面を薄く削りますので、少なくとも1週間は擦り傷のようなものができ、ガーゼで覆う必要があります。
左:移植前 / 中央:移植後1か月後/ 右:移植6ヶ月後
都立大院 30代 女性
上下口唇白唇部、頸部正中に白斑あり。
過去に光線療法経験のあり。まずは下口唇部の培養表皮を実施。
その後当院でエキシマライトにも週1で通って頂き、改善がみられている。
※効果には個人差があります
費用等に関する事項:当治療は自由診療です。肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
該当部位面積の標準的な料金:65~120万円(税込)(税込)
治療等の主なリスク・副作用:皮膚表面を薄く削りますので、少なくとも1週間は擦り傷のようなものができ、ガーゼで覆う必要があります。
(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00
大岡山院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土)10:00-14:00/15:00-18:00
(日・祝)休診
表参道院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00
都立大院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00
新宿院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00
池袋院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00
横浜院(平日)10:00-14:00/15:00-19:00
(土・日・祝)10:00-14:00/15:00-18:00